退職の意義とは
退職時のポジティブなマインドセット
ポジティブなマインドセットとは
退職というと、ネガティブなイメージがありますが、決してそんなことはなく、退職を契機にして、未来の自分へステップアップをする手段と捉えることにより、ポジティブなマインド(心)で次のステージに進むことができます。
なぜ、退職時にポジティブなマインドが必要か
ネガティブな状態で、次の就職先が決まっていない場合、次の仕事の就職活動時に、ネガティブさが表に出てしまいます。そのことにより、普段では気にしていないような表情や雰囲気が、面接時などに出てしまい、不利益を被ることがあるからです。
可能な限り、ポジティブなマインドを持って、退職をしましょう。
日本の風習に惑わされるな
日本は、長く 封建社会 だったため、一つのところに勤める風習があります。武士は、ずっと同じ大名に仕えて、脱藩すれば、大罪となっていました。
これは、終身雇用・年功序列などにも現れ、現在では、こうした終身雇用・年功序列という制度も崩壊してきています。
今の日本では、終身雇用など幻です。仮に大企業に就職したからと言って、その大企業が永遠に続く保証などどこにもありません。
今後、グローバル経済の発展とともに、日本に求められているのは、強い「あなた」です。
あなたが強くあれば、あなたを必要とするところへ就職したり、または、自分の才能を活かして起業するもの選択肢の一つです。
大企業が、永遠にあなたを守ってくれるとは限りません。
自分の居場所を、自由に求めて良い時代になったのです。
退職の意義とは
あなたの人生は誰のものか
言うまでもありませんが、あなたの人生はあなたのものです。
あなたが、どこで何をしようと、本来であれば、他人が口出しするようなことではありません。
自分の人生だからこそ、自分らしく生きる道を選んでみてください。
人生18年やそこらではなにもわからない
多くの日本人の場合、義務教育終了後から、選択の人生が始まります。一部では、親の影響などで、幼稚園や小学校から、選択をする人もいます。
一般的には、高校の進学が大きな選択肢の第一歩です。
高校に行って何をすべきかなどわからず、高校くらいは出ておいたほうが良いという大人のアドバイスやみんなが高校に進学するから自分もするといった具合に、あまり積極的な意欲で高校進学を選択する人はいないのではないでしょうか。
もちろん、いい高校、いい大学、いい就職先を勝ち取るために、積極的に勉強に励む人もいますが、ほとんどの場合、最終目標である、「いい就職先」の定義もできていません。
次に来るのが、高校卒業時に、就職するか大学や専門学校へ進学するかの分岐点です。
ここでも、明確な理由がないまま選択が起きます。なぜなら、受験戦争に勝ち抜いたら何を学ぶ、落ちたらこれを学ぶというようなケースが多く、大学に進学しても、サークル活動、バイト、大学が終わっていない状態からの就職活動など、何を学ぶべきかを理解しないまま大学を卒業する人が多いからです。(もちろん、例外もいます)
仮に、大学進学をしない選択をして、高校卒業とともに就職をする場合でも、何をしたいかベースではなく、とにかく仕事をしなければいけないという曖昧な状態で仕事を探すことが多いため、高校の先生が集めてきた高卒者向けの求人などに応募するのではないでしょうか。
このように、多くの日本人のワカモノには、何をやりたいという明確な意志がないまま、流れで進学や就職を決めています。仮に、志望する有名企業に入ったとしても、自分がこの道のプロフェッショナルだから、この会社でこれをやるというわけでもなく、入社後、新入社員研修を受けて、一通り業務を覚えさせられ、そのまま何をやりたいという意志がないまま、社畜として働いてしまうといったケースは少なくありません。
正直、15歳、18歳、22歳などの段階で就職先を決めたとしても、人生18年やそこらで、自分が何をすべきかなどわかるはずがありません。なぜなら、日本の教育では、そのようなことは教えてくれないからです。
だから、就職後、自分自身のやることに疑問を感じるのであれば、人生何度でも人生についての再考をすべきなのです。
その再考した人生についての未来が、今の会社にないのであれば、退職という道を選んだとしても、誰もとがめることなどできないのです。
退職時に検討すべき3つの道
退職時に検討すべき3つの道とは以下のとおりです。
- 自分のやりたいことを叶えられる就職先を求めるか起業する
- 自分のやりたいことを達成するため、再度教育を受ける
- 自分のやりたいことを見つけるため、旅に出る
それぞれについて解説してみましょう。
1,再就職
再就職先として、理想的な会社があれば、その会社の求人に応募するか、求人が出ていなければ、思い切って電話をして雇ってもらうことを願い出てみましょう。
もし、社会に自分のやりたいことを叶える事ができる企業がないのであれば、自ら起業をしてやりたいことを現実にするのです。
ともに簡単なことではないのですが、今のままで一生を終えたくないのであれば、多少の苦労は覚悟をして取り組むべきです。
なぜなら、人生はたった一回しかないからです。
2,教育を受ける
一つ質問です。
義務教育を終えた後、高校、大学と進学しなければならないと誰が決めたのでしょうか?
答えは、そんなルールはないということです。
例えば、高校を卒業して、1年留学をして、就職し、その後大学に進学してもよいのです。
学ぶ道はいくらでもあります。ただ、それが日本では一般的でないだけで、海外では当たり前のように社会人学生がいます。
人生をもっと豊かにしたいという希望があれば、何かを学んでみることによって、あなたの人生が大きく変わります。
そして、それができるのは、あなただけなのです。
3,旅に出る
日本人は旅不足です。
例えば、東京に生まれて、東京から出たことがない人は、価値観が固定されます。
これは、北海道だろうが沖縄だろうが関係ありません。
価値観が広がらないのに、どのようにして、自分のやりたいことを知ることができるのでしょうか。
今では、単発・日払いの仕事などネットでいくらでも出てきますし、働きながら海外で生活できるワーキングホリデーもあります。
できない自分の最も重い足かせはなんですか?
それは、できるのにやらない自分自身なのです。
退職は逃げではない
退職に対し、ネガティブなイメージを持つ人の多くは、責任感の強い人です。
嫌な上司、劣悪な職場環境、違法な労働時間。
どれも、あなたに責任はないのです。
退職をすることにより、これらの苦痛から開放されるのは、個人の権利であり、自由です。
そんな状態を放置する会社の責任なので、あなたがそれに惑わされることはありません。
もちろん、人生のおいて忍耐は必要です。
ただ、必要以上に忍耐は要りません。
あなたの未来が明るいものになるのであれば、その道を選ぶべきなのです。
退職できない自分に言い訳をしない
退職ができない理由として多いのが、「私には他に何もできない」です。
つまり、
- 今の仕事をやめた後、再度雇ってくれる会社があるのかが不安
- 自分には能力がないから、何をしても無駄で、現状維持が良い
- 学歴や家庭環境が、自分の人生に歯止めをかけている
など、今の仕事はしたくないけれども、次の仕事について、不安を感じたり、自分自身を過小評価したりしてしまうのです。
はっきり言えば、それらは全て言い訳です。
自分にはこのレベルのことしかできないという考えは、日本の教育システムや労働環境が、あえて競争という手段を用いて、マインドコントロールしているのです。
受験に失敗したから、就職活動に失敗したからと、あえて「負けさせること」により、あなたのマインドを封じ込めているのです。
こうしたネガティブなメンタルブロックを解除し、自分自身の可能性を広げてみてください。
最終的に、あなた自身を信じてあげられるのは、あなたしかいないのです。
退職の意義とは
退職する意義とは、ここまで見てきたように、次の3つにまとめられます。
- 自分の人生を、自分なりに生きていくための選択
- 自分自身の可能性を広げて、明るい未来を構築するためのきっかけ
- 誰かや社会の言いなりになってきた自分との決別
きっとあなたにも、あなたにしかできない、あなたの生き方があるのです。
自分を信じて、未来を変えてみましょう。